結婚と帰化どちらを先に？
在日韓国籍の方と日本人と結婚される予定がある場合、結婚か帰化のどちらを先にするか悩まれる方も多くおられます。
帰化申請上、日本人と結婚していたほうが有利とよく言われることがありますが、特別永住者の方の場合、生計要件や素行要件がしっかりしていれば、それほど帰化申請の審査が左右されることはないと思います。
これまでの事例を見ていても、許可が下りるまでの期間にそれほど差があるとは思えませんが、特別永住者以外の方の場合、確かに審査期間に差があることもありますので法務省の心証が良くなる部分もあるのかもしれません。
また、結婚を先に行う場合は国際結婚になるため、韓国領事館から基本証明書や婚姻証明書などを取り寄せ、日本と韓国領事館の両方で婚姻手続きを行う必要があります。
一方、帰化後の結婚についても、国籍取得後6カ月以内に婚姻する場合には、国際結婚と同じように韓国の証明書関係が必要になりますが、韓国領事館での手続きは必要なくなります。
当事務所でも、国籍取得後に結婚するということで婚約者として申請したり、婚姻後に帰化申請を行ったりと色々です。
確かに帰化申請も大変重要な身分事項を決定する手続きですが、それ以上に結婚も大変重要な手続きです。
結局は、お二人の意思が最優先されるべきだ思いますし、当事務所でもお二人の意思を最優先に考え、ベストな形でのサポートを心がけています。
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